先日、成年後見制度を悪用した事件に判決が下りました。
成年後見制度を悪用し、後見人の財産を横領したという事件です。
判決は、懲役4年の実刑となりました。
[参考サイト]
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20110304ddlk22040210000c.html
本来であれば、
成年後見制度は認知症、障がい者の方を守るための制度です。
それが悪用される形となりました。残念です。
ここで考えなければならないのは、
制度として再発防止の対策を行う必要があるということです。
今回のケースでは、
財産目録の提出や監督を厳しく行うことで防げる可能性はありますが、
それにより、ただでさえ難解な制度が機能不全に陥っては
本末転倒となってしまいます。
成年後見制度では、
シンプルかつ簡単な制度を構築し運用することが
このような悪用を防止し制度を長続きさせ、大きな効果を発揮させるポイントだと考えます。
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