ActiveDirectoryにおけるDCの追加対応 第3回

投稿者: | 2015年5月12日

今回、社内でサーバの入替作業で
ADのドメインコントローラ(以下、DC、ドメコン)の追加や削除対応など、
いろいろな作業をしたので、備忘録代わりにブログを書きたいと思います。

【前回までのブログ記事
ActiveDirectoryにおけるDCの追加対応 第1回
ActiveDirectoryにおけるDCの追加対応 第2回

前回ドメインの構築について、手順を確認しました。。

さて、今回はドメコンを追加するにあたって
ちょっとばかり注意しておきたいTipsについて紹介したいと思います。

○全てのドメコンはフラット(平等)なの???
 
 さてここで1つ知識を確認する問題です。
 
 (問題)
  Active Directoryにおけるドメインコントローラーは
  負荷分散、傷害対策のため、複数のデータベースを共有して
  全ての用途・役割について対等に機能している
 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 (答え)全ての機能について対応では有りません。
 
  「FSMO:Flexible Single Master Operation」という、
  特別な5種類の用途・役割については、特定の1台のDCだけが処理を行っています。
 
 
 ドメコンってすべてフラット(対等なんでしょ)と思っていると
 そんなことは無かったりします。
 
 単純にドメコンを追加するだけであれば、
 FSMOについてはそのままでもOK。
 
 ただ今回のようにドメコンを交換するという対応をする場合には、
 FSMOの役割を担っているドメコンを変更する必要があるのを忘れないようにしましょう
 
 FSMOの変更の手順などは、別の機会に紹介します。