ActiveDirectoryにおけるDCの追加対応 第2回

投稿者: | 2015年5月12日

今回、社内でサーバの入替作業で
ADのドメインコントローラ(以下、DC、ドメコン)の追加や削除対応など、
いろいろな作業をしたので、備忘録代わりにブログを書きたいと思います。

【前回までのブログ記事

ActiveDirectoryにおけるDCの追加対応 第2回

○Active Directoryの追加について

さて、今回からは具体的な追加の手順を追っかけてい来ます。
基本的にはGUIの操作で自動的に進んでいくので、
そんなに緊張してオペレーションをする場面は少ないので安心を。

(↑ただ、既存のディレクトリは運用されているので、
  障害など起こさないように慎重に。。。。。)

手順①:「Active Directoryドメインサービス」の追加
 
 まず、サーバマネージャーの「役割と機能の追加」から
 追加する役割として[Active Directoryドメインサービス]選択して、
 ウィザードを進目ていきます。
 
 基本的に、オプション等の変更は必要ないので 
 次へ、次へと進めていけばOK。
 

手順②:既存ドメインへの追加
 
 役割を追加したあとは、既存ドメインのドメコンとして昇格させます。
 
 手順①の完了後、サーバーマネージャに戻ると[管理]メニューフラグの部分に黄色い「警告」表示されます。
 「警告」アイコンをクリックすることで、メニューが展開されるので、
 メニュー中の[このサーバーをドメインコントローラに昇格する]をクリックし、ウィザードを進めていきます。
 
 このウィザード中でいくつか設定する項目があるので、
 ポイントを紹介しておきます。
 
 ・配置構成
  「既存のドメインにドメインコントローラーを追加する」を選択すればOK。
 
  その後、追加するドメイン名と資格情報を入力してウィザードを進めていきます。
  資格情報は通常であればadministratorでOK。
 

 ・ドメインコントローラーオプション
  
  DNSサービスについては、ドメインの設計上どうするかで選べばよいです。
  
  グローバルカタログについては、意図して構成しない場合を除いては、
  チェックが入った状態で問題ありません。
  
  読み取り専用オプションは、意図して構成する場合を除いては、
  チェックしなくてもOKです。
 
 
 ・追加オプション
  
  デフォルト設定でOKです。
  
 ・パス
 
  データベース、ログ、システム ボリュームのパスを指定します。
 
 あとは指定したオプションが間違っていないことを確認して、
 「インストール」をクリックして構成を行います。
 
 追加作業としては、これで完成です。
 

この2つの手順でドメコンの追加作業は完了です。

あとは、このサーバが正常にDCとして運用可能かどうかチェックしましょう。

次回は、ドメコン追加の際の注意点について紹介します。