ActiveDirectoryにおけるDCの追加対応 第1回

投稿者: | 2015年5月12日

「ActiveDirectory(以下AD)」は、MS Windows Serverの機能の一つで、
管理するネットワーク上の資源(サーバ、PCやプリンタなど)一元的に管理する
一般にはディレクトリサービスと呼ばれる機能です。

今回、社内でサーバの入替作業で
ADのドメインコントローラ(以下、DC、ドメコン)の追加や削除対応など、
いろいろな作業をしたので、備忘録代わりにブログを書きたいと思います。

機能の詳細等は、いろいろな技術情報が出回っているので
今回のエントリでは割愛。

【参考情報】
・Microsoft ActiveDirectory技術情報
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/bb466131.aspx

〇今回の構成環境

今回、社内環境で作業を行ったが、簡単に環境の紹介をしておきたい。

既存で、単一のフォレストでローカルのドメインを構築しており、
ドメインコントローラは3台で運用。

ドメコンの構成は下記の通りだ。
・DC1 ・・・・ Windows Server 2003
・DC2 ・・・・ Windows Server 2003
・DC3 ・・・・ Windows Server 2008 R2

DC1,DC2については、運用を初めて5年以上経過しており、ハードの老朽化と
WindowsServer2003については、MSのサポートも切れるという話もあり、
交換のタイミングに差し掛かっていた。

なので、DC1および、DC2については、お役御免。
ドメコンを1台で運用するのは心もとないので、
新しくサーバ1台を導入して2台体制で運用するように構成していく。

〇全体的な作業の流れ

おおまかに全体的な流れを紹介したい。

(新サーバ:DC4)
・既存ドメインに追加
・既存フォレストのドメコンとして追加/昇格

(旧サーバ:DC1・DC2)
・ドメコンからの降格

設定して思ったことは、
GUIで基本的に作業が進むし、処理が終わってくれるので
作業の難易度はすごく低くなっている。

ただ細かいところにポイントがあるので、
次回以降、手順について紹介していきたいと思う。