Packetix VPN ServerがインストールされたCentOSへのローカルアクセス その①

投稿者: | 2014年6月12日

 クライアントがPacketix VPN Clientで接続したVPNからVPN ServerがインストールされたマシンのNICにアクセスしようとした場合、Linux系OSだとVPN Serverで仮想HUBとブリッジしたNICに対してはアクセスができません。(SoftEther社の見解としてはOS内部での制限事項との事です)
これはVPN ServerをインストールしたサーバをVPN内において別用途で利用しようとした場合(ファイルサーバやシステムサーバ等)それが出来ないという事になります。
今回はその1つを解説します。
サーバにNICが2枚存在する場合
  下記の構成を想定しています。
  ・NICが2枚あります。
  ・サーバのOSはCentOSです。
  ・VPN Serverは既にサーバへインストールされている事とします。

20140612-pake1.png

1.サーバのNIC設定を行う。
NIC1とNIC2があり、VPNから接続するNICを決めます。
※ここではNIC1に対してVPNから接続するものとします。
NIC1 ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
HWADDR=*
TYPE=Ethernet
UUID=*
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=yes
BOOTPROTO=static
IPADDR=192.168.0.2
NETMASK=255.255.255.0
BROADCAST=192.168.11.255
GATEWAY=192.168.0.1
NIC2 ifcfg-eth1
DEVICE=eth1
HWADDR=*
TYPE=Ethernet
UUID=*
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=yes
BOOTPROTO=static
IPADDR=192.168.0.3
NETMASK=255.255.255.0
BROADCAST=192.168.0.255
※両NICが同じネットワークに属す必要があります。
2.Packetix VPN サーバー管理マネージャでローカルブリッジ設定を行う。
NIC1に対してVPNから接続を行いますので、NIC2を仮想HUBとのブリッジに利用します。

20140612-pake2.png

以上で設定は終わりです。
NICが2枚あれば、1枚をブリッジに利用することでもう1枚をVPNからのアクセス用に利用できます。
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