フレッツ網内のIPv6折り返し通信 第4回 ネットワーク疎通編その①

投稿者: | 2014年9月4日

フレッツ網内のIPv6折り返し通信のシリーズですが、

今回はIPv6の折り返し通信の疎通を行います。

[過去のシリーズはこちら]
フレッツ網内のIPv6折り返し通信 第1回
フレッツ網内のIPv6折り返し通信 第2回
フレッツ網内のIPv6折り返し通信 第3回

さて今回のフレッツIPv6の折り返し通信では、
Softether PacketiX VPN4.0を利用して
拠点間のL2ブリッジ接続を検証しました。

[今回の目標]
IPv6経由での拠点間のL2ブリッジ接続環境を構築する

[準備するもの]
○サーバマシン 2台
 →スペックはPacketiX VPN4.0が動作するもの
 →サーバOSで無くてもOK
 →NICが2つあるもの
  (フレッツ網側に接続するもポートとローカル接続をするポートが必要)
  
○PacketiX VPN4.0 Serverソフトウェア
 →実際に運用する場合にはライセンスの購入が必要。
 →30日間のお試し期間があるので、今回の検証にはこれを利用。
 →SoftetherのWEBからダウンロード可能
 
○PacketiX VPN4.0 Bridge
 →ブリッジ接続専用のソフトウェア
 →SoftetherのWEBからダウンロード可能

・ご参考:Softether PacketiX VPNダウンロードページ
 https://www.softether.jp/5-download

[ネットワーク構成]
今回試験したネットワーク構成は下記の図の通りです。

 

拠点AにPacketiX VPN Serverを設置し、
拠点BにPacketiX VPN Bridgeを設置し、
拠点Aへのセッションを確立する構成となっています。

拠点間がL2でブリッジ接続されるため、
拠点Bでのルータ、DNS、DHCPの設定について注意してください。

ネットワークの特徴としては、
サーバマシンにNICを2つ搭載しそれぞれのポートを
 ・フレッツ網側のネットワーク
 ・各拠点のLAN側のネットワーク
に接続するということでしょうか。

機器の接続については、以前の解説したので、
この辺は省略します。

[接続後の確認]
機器を接続した際に、Packtix VPN ServerとBridge間で
IPv6経由のpingによる疎通を確認してください。

Server、Bridge双方から
・IPv6アドレスを指定しての応答
・IPv6ネームを指定しての応答
があるか確認してください。

この時点で疎通が疎通ができていないのであれば、
ネットワークの構成、IPv6オプションの設定、HGWの設定等を見直してください。

ここで応答が確認できれば、接続等は問題なく行われているので、
PacketiX VPN Server、PacketiX VPN Bridgeの設定を行っていきます。

次回、PacketiX VPN Server、PacketiX VPN Bridgeの設定について
解説していきたいと思います。

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