今春より弊社にて取り扱いを始めた新商品 【高齢者見守り・探索装置「ヒトココ」】をご紹介致します。
本製品は上記イメージ図のように、高齢者を見守り及び捜索ができる「子機及び親機セットの探索装置」です。
もともとは山岳遭難時にGPSでは探しきれない遭難者を探し当てるように開発された製品でしたが、単純に行方不明者を探すだけでなく見守りを行う機能が備わり、現在ではLIXILグループをはじめとする全国100箇所以上の高齢者施設や知的障害者施設、社会福祉協議会、行政機関など福祉の現場で多数導入されています。
また、NHKなど多数の報道番組でも取り上げられており、使用効果も注目されております。
高齢者見守りなどの製品ではGPSの機能を持った携帯電話などが普及していると思いますが、本製品が優れている点が2つあり、一つ目が「人ごみや建物の中など場所を問わず探し当てることができる」ことです。
携帯電話などでのGPSでは地図上の位位置が大雑把にわかるだけなので具体的な位置までは把握できないですが、本製品であれば、捜索を行っているときに親機の画面が以下のように表示されるため、どの方角に何メートルほど離れているかが見たまま分かるようになっています。
※表示距離が近くても電波の強度が弱いと近くにいないということなので、上下どちらかにいるというフロアの絞り込みが行えます。
このように距離と方向が見たまま分かるため、人ごみの中で相手が見えなくても慌てずに探し当てることができます。
2点目は「子機が離れたらお知らせしてくれるため行方不明を事前に防ぐことができる」という点です。
行方不明になってしまった後には、上述したような探索が行えるようになっていますが、高齢者施設などでは「行方不明になった事後発見では困る」ため、下図のように子機が一定距離を離れた段階でお知らせが表示されるようになっています。
お知らせが届いた後は、探索時と同じように距離と方向で探し当てることができるため、高齢者施設など福祉の現場では便利にご活用頂いています。
なお、1台の子機(1名の高齢者)を探し当てるのに複数の親機で探し当てることもできるため、遠くへ行ってしまった場合なども以下のように複数名の親機で探し当てることが可能です。
ほとんどの法人様で以下のような御守に子機を入れてもらうことで、高齢者の方々にも抵抗なく持ってもらうことができています。
次回は、本製品で実際どのように行方不明者を探し当てるのかなどの事例をご紹介したいと思います。