Twitter API 第1回

投稿者: | 2016年9月9日

今回紹介するのはTwitter APIを使用したBOTの作成についてです。

先日LINE BOT APIが出たので、Twitter APIを利用してBOTが作れないか試してみました。

APIを使うための設定、APIを用いた検索・投稿、APIのBOT化といった手順で作成していきます。
設定ではTwitter APIを利用するに当ってのアプリケーションの登録、設定などを説明します。
検索ではOAuth2.0の認証方法を用いてTwitter APIでツイートを検索します。
投稿ではOAuth1.0の認証方法を用いてTwitter APIでツイートを投稿します。
BOT化では特定のメッセージを定期的に投稿や特定のツイートに対してリツイートする方法などを説明します。

今回はAPIを使うための設定について紹介します。

※開発は、簡単にアプリが作成できるGoogle Apps Scriptを使用します。

■Twitter APIの設定
Twitter APIを利用するには、ユーザのアカウントが必要です。
アカウントを作成してない方はまず作成してください。

1.アプリケーションの登録
参考サイトのTwitter Application Managementにアクセスします。
右上の「Sign in」ボタン押し、
ユーザのアカウントとパスワードを入力してログインします。
twitter_api1-1

ログイン後、アプリケーション管理画面が表示されます。
「Create New App」ボタンを押してアプリケーション登録画面に移動します。
twitter_api1-2

アプリケーション登録画面が表示されたら、Nameにはアプリケーション名、Descriptionにはアプリケーションの概要、Websiteにはアプリケーションを動かすウェブサイトのURL、Callback URLにはコールバックのURLを
入力します。
そして契約内容を読み、同意にチェックを入れ「Create your Twitter application」ボタンを押して
作成を完了します。
※Callback URLは後ほど設定するので空欄のままにしておきます。
twitter_api1-3

2.アプリケーションのAPI KeyとAPI Secretの確認
アプリケーションの登録が完了したら、Keys and Access Tokens画面に移動します。
赤枠で囲んでいるAPI KeyとAPI Secretはアプリ開発に使用するのでメモしておきます。
twitter_api1-4

3.アクセス権限の確認
API KeyとAPI Secretの確認が終わったら、アクセス権限設定画面に移動します。
アプリケーションのアクセス権限にはRead only(読込専用)、Read and Write(読込・書込)、
Read, Write and Access direct messages(読込・書込・ダイレクトメッセージの送受信)の3種類あります。
必要に応じて変更してください。
twitter_api1-5

以上がTwitter APIの設定です。
設定は、ほぼアプリケーションの登録だけなのでとても簡単です。

次回はTwitter APIを用いた検索を行いますが、予備知識としてTwitter APIの認証方法を説明します。

Twitter APIの認証方法はOAuth1.0とOAuth2.0の2通りあります。
OAuth1.0はユーザの認証、OAuth2.0はアプリケーションの認証で、それぞれ使える機能が異なります。

OAuth1.0またはOAuth2.0で使える機能は下記の通りです。
・ユーザーのタイムラインを取得
・アカウントの友達やフォロワーにアクセス
・ユーザーが作成したリストにアクセス
・ツイートを検索
・ユーザーの情報を取得

OAuth1.0のみしか使えない機能は下記の通りです。
・ツイートやその他リソースを投稿
・ストリーミングエンドポイントに接続
・ユーザーを検索
・地理エンドポイントを使用
・ダイレクトメールやアカウントの資格情報にアクセス

<参考サイト>
・Twitter Application Management
・Twitter APIの機能