カレンダー処理のライブラリ「AJD4JP」について

投稿者: | 2014年7月1日

カレンダー処理のライブラリ「AJD4JP」について紹介します。

1.AJD4JPについて
AJD4JPは、
日本向けのカレンダー処理を行うために作られたライブラリです。
このライブラリを使用することにより、
様々なカレンダー処理を行うことができます。

2.AJD4JPの特徴
・年号や祝日の取得が可能
  平成などの年号や、明治時代から現在にかけての祝日が取得できます。
  また、独自の休日を設定・取得することができます。

・旧暦などの取得が可能
  旧暦や節月・六曜・干支・九星を取得することができます。

・2点間の日数差の計算が可能
  ユリウス通日を使うため、数千年に渡る日数差を計算できます。

※ユリウス通日とは、紀元前4713年1月1日の正午からの日数です。

・日時の書式化機能が多彩
  数字は、半角アラビア数字・全角アラビア数字・漢数字から選べます。
  日本独自の数字の表し方にも対応していて、
  「0を零」や「1を元」、「2を廿」と表現できます。
  日時に関しても様々な表現ができます。
  例えば1月はJan・January・睦月といった表現ができます。

・文字列の全角半角変換などが可能
  スペースや記号・数字・英字・かなは、
  全角や半角などの相互変換ができます。
  相互関係は下記の通りです。
  スペース:半角スペース・全角スペース
  記号:半角記号・全角記号
  数字:半角アラビア数字・全角アラビア数字・漢数字
  英字:半角英小文字・半角英大文字・全角英小文字・全角英大文字
  かな:半角カタカナ・全角カタカナ・ひらがな

3.AJD4JPのライセンスについて
AJD4JPのライセンスは、Apache License 2.0です。
Apache Licenseは、BSDライセンスをベースに作成されたライセンスです。

Apacheライセンスの使用許諾条件は以下の通りです。
・このライセンスは、著作権表示と特許権表示を保持しなければならず、
  何らかの修正を加えている場合は、
  その旨を追加記述しなければなりません。

・このライセンスは、無保証です。
  これを使用した結果いかなる損害が発生しても、
  責任は自分で負わなければなりません。

・このライセンスは、ソフトウェアの使用や頒布・修正・販売を制限しません。
  「A1」というApacheライセンスのソフトウェアを入手した場合、
  「A1」に改良を加え「A1’」というソフトウェアを制作し、
  公開・販売をしてよいということです。

・このライセンスをソフトウェア等に組み込む場合、このライセンスが使われていることを知らせなければなりません。
例えば、
「このソフトウェアはApache License 2.0で配布されている制作物を含んでいます。」といった文言を入れなければなりません。

※惑星位置と星座の取得については、用途が特殊なので省略します。

4.まとめ
上記のような特徴があるため祝日を除外した集計や日数差の計算、文字列の相互変換を簡単に行うことができます。
そのため、祝日の判定や日数差の計算などをしたい方におすすめです。

参考サイトに、使い方やサンプルがあるのでご覧ください。

<参考サイト>
AJD4JP 日本専用カレンダー処理 Javaクラスライブラリ

Apache License Version 2.0

Apache License Version 2.0 日本語訳

Apache License wiki

ライセンスについての紹介