カレンダー処理のライブラリ「AJD4JP」について紹介します。
1.AJD4JPについて
AJD4JPは、
日本向けのカレンダー処理を行うために作られたライブラリです。
このライブラリを使用することにより、
様々なカレンダー処理を行うことができます。
2.AJD4JPの特徴
・年号や祝日の取得が可能
平成などの年号や、明治時代から現在にかけての祝日が取得できます。
また、独自の休日を設定・取得することができます。
・旧暦などの取得が可能
旧暦や節月・六曜・干支・九星を取得することができます。
・2点間の日数差の計算が可能
ユリウス通日を使うため、数千年に渡る日数差を計算できます。
※ユリウス通日とは、紀元前4713年1月1日の正午からの日数です。
・日時の書式化機能が多彩
数字は、半角アラビア数字・全角アラビア数字・漢数字から選べます。
日本独自の数字の表し方にも対応していて、
「0を零」や「1を元」、「2を廿」と表現できます。
日時に関しても様々な表現ができます。
例えば1月はJan・January・睦月といった表現ができます。
・文字列の全角半角変換などが可能
スペースや記号・数字・英字・かなは、
全角や半角などの相互変換ができます。
相互関係は下記の通りです。
スペース:半角スペース・全角スペース
記号:半角記号・全角記号
数字:半角アラビア数字・全角アラビア数字・漢数字
英字:半角英小文字・半角英大文字・全角英小文字・全角英大文字
かな:半角カタカナ・全角カタカナ・ひらがな
3.AJD4JPのライセンスについて
AJD4JPのライセンスは、Apache License 2.0です。
Apache Licenseは、BSDライセンスをベースに作成されたライセンスです。
Apacheライセンスの使用許諾条件は以下の通りです。
・このライセンスは、著作権表示と特許権表示を保持しなければならず、
何らかの修正を加えている場合は、
その旨を追加記述しなければなりません。
・このライセンスは、無保証です。
これを使用した結果いかなる損害が発生しても、
責任は自分で負わなければなりません。
・このライセンスは、ソフトウェアの使用や頒布・修正・販売を制限しません。
「A1」というApacheライセンスのソフトウェアを入手した場合、
「A1」に改良を加え「A1’」というソフトウェアを制作し、
公開・販売をしてよいということです。
・このライセンスをソフトウェア等に組み込む場合、このライセンスが使われていることを知らせなければなりません。
例えば、
「このソフトウェアはApache License 2.0で配布されている制作物を含んでいます。」といった文言を入れなければなりません。
※惑星位置と星座の取得については、用途が特殊なので省略します。
4.まとめ
上記のような特徴があるため祝日を除外した集計や日数差の計算、文字列の相互変換を簡単に行うことができます。
そのため、祝日の判定や日数差の計算などをしたい方におすすめです。
参考サイトに、使い方やサンプルがあるのでご覧ください。
<参考サイト>
・AJD4JP 日本専用カレンダー処理 Javaクラスライブラリ