第1回目は家系図に必要な親族の呼び名や親等の順番などをご紹介しました。
第2回目の今回は、家系図の種類についてご紹介していきたいと思います。
『家系図』と言っても様々な種類・形があります。
目的や用途によって家系図の種類は変わっていきます。
皆様の作りたいと思っている家系図はどれなのか、少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。
では、早速ご紹介しましょう!
●系統の種類
家系図作成において、「系統」という概念があります。
この系統を知っておくと便利です。
皆さんの作りたい系統はどれでしょうか。
【一系統】
一つの苗字を遡っていきます。本人を基準に、父方母方のどちらか一系統のみを辿っていきます。
【二系統】
本人を基準に二つの系統を辿っていきます。父母の世代では、今名乗っている苗字と婚姻によって姓を変えた人の苗字、計二つの苗字(系統)があるのです。
【三系統】
本人を基準に三つの系統を辿っていきます。例えば、本人の父の父方・母の父方・配偶者の父方といった感じです。
【四系統】
本人を基準に四つの系統を辿っていきます。例えば、父の父方・母の父方・配偶者の父の父方・母の父方といった感じです。
【全系統家系図】
その名のとおり、全てのご先祖様を遡ります。
●タテ型とヨコ型
家系図の形態には「タテ型」と「ヨコ型」があります。
タテ型家系図とは、先祖を上に、子孫を下に、親戚や配偶者等を横に展開していきます。
タテ型は、系図の全体像が一目で把握できるため大変見やすいです。
それぞれの関係が把握しやすいのも特徴と言えるでしょう。
しかし、系統にもよりますが、人を追加していく時は縦横に延びていくので扱いにくく、家系図自体に書き込める情報は少ないというデメリットがあります。
タテ型の代表的な形は、掛け軸や和綴本があります。
〈タテ型 2系統家系図の例〉
ヨコ型家系図とは、右側を上の代にし左側へ進むにつれ代が新しくなっていきます。
ヨコ型は複数系統図の作成が難しいですが、直系の系図が見やすく、代が替わるごとに追加していくことが可能となります。
ヨコ型の代表的な形は、巻物や折本があります。
〈ヨコ型 2系統家系図の例〉
次回は家系図作成のルールについてご紹介する予定です。
お楽しみに!
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