スマートフォンサイト制作の3つの手法とメリット・デメリット

投稿者: | 2014年12月2日

ここ最近Webサイトを作成するときにスマホにも対応したいというお客様によくお会いします。
確かにここ最近の流れから、スマートフォンサイトのニーズは高まっています。
しかし、ただやみくもに流行に則ってサイトを作成すると、後々メンテナンスが出来ない、面倒、意外とコストが掛かる、結局利用されていない、等大変な状況になることがあります。

今回は、スマートフォンサイトを制作する際に良く用いる手法を3つ紹介し、
それぞれどんな利点があり、どんなサイト、どんな状況に向いているか考えます。

 

手法その1.スマートフォンサイト専用サイト制作

通常のPCサイトを制作するのと同じ手順で、スマートフォン専用サイトを新規作成します。

【メリット】

  • PCサイト、スマートフォンサイトをそれぞれ自由にデザインできる
  • PCサイトと完全に独立しているため、制作スケジュールを柔軟に対応可能
    例:先にPCサイトを作って公開し、後からスマートフォンサイトを追加、ということが可能

【デメリット】

  • サイトが2つ(PCサイトとスマートフォンサイト)あるため、それぞれメンテナンス・更新が必要
  • サイトが2つあるため、同じページでも2つのアドレスを持つ
    例:Facebookのいいね・シェアやtwitterのつぶやきをしてもらっても、拡散しづらい
  • 更新スタッフにHTMLのスキルが必要

【向いているサイト・状況】

  • ブランディングサイト、イベントサイト等、凝ったデザインが必要なサイト
  • 更新があまりない小規模なサイト
  • 急ぎ制作が必要な場合
  • サイト制作会社の運用保守を受けられる場合

【ヴィンテージの制作事例】

不動産中央情報センター様 北九州賃貸.com
PCサイト  スマートフォンサイト

 

手法その2.CMSによる自動切り替え

wordpress等のCMSを導入し、見る人の端末によって自動的にデザインを切り替えます。

※CMSとは
CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略で、Webサイトを管理・更新できるシステムです。
HTML等の専門知識が無い方でもページの変更やニュースの更新等を簡単に行えるようにできています。

【メリット】

  • 1か所の更新でPCサイトとスマートフォンサイトの両方を更新できるため、運用コストが抑えられる
  • 更新スタッフにHTMLスキルが不要

【デメリット】

  • メインコンテンツ(いわゆるページの本文)はデザインの自由度が低め。
  • CMSの制作・設定を含む分、初期コストは高い。

【向いているサイト・状況】

  • コンテンツが多いポータルサイト
  • 更新頻度が高いニュース・読み物系サイト
  • ブログ
  • コーポレイトサイト
  • 運用スタッフにHTMLスキルが無い場合

【ヴィンテージの制作事例】

日本製紙総合開発株式会社様 十條スポーツセンター

 

手法その3.レスポンシブWEBデザイン

スマートフォンでも画面の大きさが多様化してきたために考えられた手法で、
画面のサイズによってデザインを切り替えます。

【メリット】

  • 1か所の更新で全てのサイトを更新できるため、運用コストが抑えられる
  • 様々な画面サイズの端末への対応を行いやすい
  • SEO対策が単純

【デメリット】

  • 制作まで時間が掛かる
  • 見せ方に一定のルールがあるため、PCサイト、スマートフォンサイト共にデザインの自由度が低い

【向いているサイト・状況】

  • 情報提供がメインのサイト
  • コンテンツが多いポータルサイト
  • 更新頻度が高いニュース・読み物系サイト
  • ブログ

【向いていないサイト・状況】

  • ブランディングサイト
  • 画像が多いサイト
  • 更新があまりない小規模サイト
  • 急ぎ制作が必要な場合

【ヴィンテージの制作事例】

九州健康総合センター様 コーポレイトサイト

 

 

今回は3つの手法について考えましたが、サイトごとに1つの手法しか使わないのではなく、状況によって組み合わせる場合がほとんどです。
ヴィンテージでは、お客さまの状況をヒアリング・調査し、お客さまに最適なサイト制作を提案致します。

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