今回はCalendar APIについて紹介します。
■Calendar APIとは
Google CalendarをAPI化したものです。
様々な言語に組み込むことができます。
対応言語はJava・JavaScript・.NET・Objective-C・PHP・Pythonなどです。
現在のCalendar APIのバージョンは3.0です。
古いCalendar APIを使っている方は、参考サイトに移行ガイドがありますのでそちらを参考にしてください。
■Calendar APIでできること
カレンダーや予定の取得・挿入・更新・削除を一通り行うことができます。
Googleカレンダーと使える機能は変わらないので、Googleカレンダーの知識があればGalendar APIを容易に理解することができます。
Calendar APIを活用すると、自作のカレンダーアプリとGoogleカレンダーを同期させてGoogleカレンダーの予定を表示することができます。
■Calendar APIの実装(Android用)
開発環境はGoogle API 第2回と同様です。
今回はCalendar APIサンプルを使用して実装を行います。
サンプルは参考サイトのGoogle APIsサンプルからダウンロードしてください。
ダウンロード後、解凍して任意の場所に配置します。
解凍したフォルダから「calendar-android-sample」フォルダを探し、Eclipseにインポートします。
インポート後、「google-play-services-lib」ライブラリを設定しパッケージ名を変更、Google Developer Consoleの設定を行います。
「google-play-services-lib」ライブラリとGoogle Developer Consoleの設定については参考サイトのGoogle API 第2回を参考にしてください。
必要な設定は以上です。
後は実際の端末または仮想端末で実行するだけです。
実行するとアカウントの選択画面が開きます。
任意のアカウントを選択するとアカウントのカレンダーが表示されます。
挿入はメニューのファイルマークから画面遷移して行います。
更新・削除・複製は任意のカレンダーを長押しして、
更新・削除・複製のいずれかを選択することにより行えます。
サンプルを使用すると簡単にカレンダーの取得・挿入・更新・削除・複製を行うことができます。サンプルの詳しい導入方法は参考サイトのCalendar APIサンプル導入方法を参考にしてください。
どのGoogle APIのサンプルも上記の方法で使用することができます。
気になるGoogle APIがあれば是非試してみてください。
次回はサンプルを変更して予定の取得・挿入・更新・削除を行う方法を紹介します。
<参考サイト>
・Google API 第2回
・Google APIsサンプル
・Calendar APIサンプル導入方法
・移行ガイド
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