無線LAN2.4Ghzの影響

投稿者: | 2015年2月10日

屋外向けの無線LANについてエントリを書いていますが、閑話休題。

意外と盲点になっている無線LANの影響について紹介したいと思います。

無線LANについては、現状IEEE802.11xという規格で規定された、
11n、11a、11b、11g、という4種類が利用されています。
(まだdraft段階ですが、11acという規格も出てきています。)

ここで、無線LANについては、
2.4GHz帯と5GHz帯の2種類の周波数帯を利用しています。

各規格それぞれ、
・2.4GHz帯 ・・・ 11n、11b、11g、
・5GHz帯  ・・・ 11n、11a、11ac
の周波数帯を利用しています。

2.4Ghz帯の電波については、割と昔から利用できる周波数帯だったため、
無線LANでも利用されている機器数が多いのが現状です。
オフィスビル等では、無数の電波が飛び交っており、
電波干渉により安定してパフォーマンスが確保できないという状況も発生しています。

また、2.4Ghzは無線LANにとどまらず、いろいろな機器に利用されています。
知らず知らずのうちに相互に影響していることがあります。

例えば、電話の子機・電子レンジ、bluetooth等の機器が同じ周波数帯を利用しています。
そのため、相互に影響することがあり、
電子レンジを使うと、通信速度が落ちたり通信自体が切れてしまうことがあります。

私が経験したのは、電話のノイズでした。
無線の子機で通話しているとノイズが入るのです。

いろいろ確認したところ、電波干渉が原因でした。

電波で1.9Ghz帯の電波を使用する電話機が発売されており、
この電話機に切り替えることで事象が解消しました。

DECT1.9Ghz方式の説明でsharpさんがわかりやすいサイトがあるので、
ご紹介しておきます。
[1.9Ghz]
http://www.sharp.co.jp/fappy/dect/

無線の電波については、目に見えない物なので、
意外と影響している範囲が直感的にわかりずらいものになっています。

一度相互に影響がないかなど、
確認してみてはどうでしょうか。