Internet Explorer(以下IE)の最新版以外の正式サポートが2016年1月13日(日本時間)に終了しました。
サポート終了に伴い古いIEはセキュリティプログラムが提供されなくなります。
もしも新しい脆弱性が見つかった場合、解消法がないので悪意あるユーザーから攻撃を受ける恐れがあります。
攻撃を受けると、情報漏えいやPCになんらかの異常が発生するなど被害にあう可能性があるので
早急にIEを最新版にすることが推奨されています。
IEの最新版はOSにより異なります。
各OSのIEの最新版は以下の通りです。
■各OSのIEの最新版
自分が使用しているOSとIEの最新版を確認しましょう。
・Windows
Windows Vista SP2:IE 9
※Windows Vista SP2は2017年4月12日(日本時間)にサポートが終了し、同時にIE 9のサポートも終了します。
Windows 7 SP1 :IE 11
Windows 8 :なし
※Windows 8を使用している方はWindows 8.1もしくはWindows 10にアップデートしIEを最新版にする
必要があります。
Windows 8.1 :IE 11
Windows 10 :IE 11
・Windows Server
Windows Server 2008 SP2 :IE 9
Windows Server 2008 R2 SP1:IE 11
Windows Server 2012 :IE 10
Windows Server 2012 R2 :IE 11
■IEのバージョン確認とIEを最新版にする方法
IEのバージョンとアップグレード方法を確認しましょう。
IEのバージョン確認を確認するには、まずIEを立ち上げ右上の歯車ボタンまたはメニューのヘルプを
クリックします。
「バージョン情報」をクリックするとIEのバージョン情報が表示されます。
続いてIEを最新版にする方法はIEのバージョン情報を表示します。
「新しいバージョンを自動的にインストールする」にチェックを入れます。
チェックを入れるとWindows Update時に自動的にIEの最新版がインストールされます。
※手動でIEを最新版にするには参考サイトのInternet Explorer 11 (オフライン インストーラー) をダウンロードするにアクセスしてIE 11をダウンロードしインストールを行ってください。
■確認すべきこと
IEを最新にすることで確認すべきことは社内外で使用しているWEBアプリケーションが
正しく動作するのかということです。
動作しない場合はアプリケーションの改修やサービス提供者へのエスカレーション、
IE 11のエミュレーション機能での対応が必要になります。
IE 11のエミュレーション機能を用いると古いIEの環境をエミュレーションし
WEBアプリケーションを動作させることができます。
ただしWEBアプリケーションによっては動作しないこともあるので注意が必要です。
■IEのアップグレード通知
マイクロソフトが2016年1月13日(日本時間)に提供する更新プログラム「End od Life Upgrade」が適用されると古いIEを使用しているユーザにIEのアップグレードを促すメッセージが通知されます。
IEのアップグレードにはアプリケーションの改修など少なからずデメリットあります。
法人でアップグレードする場合は社内で相談、検討しアップグレードを行いましょう。
＜参考サイト＞
・Internet Explorer 11 (オフライン インストーラー) をダウンロードする
・Internet Explorerサポートポリシー変更の重要なお知らせ
・The new “End of Life” upgrade notification for Internet Explorer