今回、あるお客様向けに屋外用無線LANについて提案し、
屋外向け無線LAN APを試験しました。
屋外向けの製品については、
なかなか触れる機会も少なく、
いろいろと考える部分が多かったので、
今回のブログで紹介したいと思います。
数回のシリーズで紹介していきたいと思います。
第1回は無線LAN提案する前の要件等について取り上げたいと思
〇屋外の無線LANネットワーク
弊社では、屋内向けの無線LANネットワークについて
いろいろと導入を行ってきました。
例えば、事務所といった狭い範囲の物から、
ホテルの館内といったある程度広さのものまで行っています。
しかし、今回のお客さんのご要望は、屋外でiPad利用でした。
屋外で無線LANネットワークを構築する場合、
手法としては大きく2つの方法で行うことになります。
・メッシュ型の無線LANネットワークを構築する。
・広域をカバーする無線APでネットワークを構築する
この2つのどちらかの方法を採用することになります。
方式の詳細については後程、記事で紹介したいと思います。
〇屋外の無線LANネットワークは「エリア」を構築する
現在の一般に普及している1台の無線LANのアクセスポイントが
せいぜい、
この範囲でも室内の利用であれば問題ありません。
もし、カバーできない場所があったも、
このように簡単に考えることができるようは、
室内であれば有線LANに接続することも簡単にできるからです。
室内の無線LANであれば、ある範囲を持つ「点(スポット)」
外での無線LANでも、飲食店やカフェ(ス〇バ)
セキュリティの確保の課題は残りますが、
ではどういうケースが、屋内の方法論が通じないかというと、
大学や工場の敷地内全域等、
単純に無線LAN APはある一定の広さを持つ「点」なのだから、
たくさん無線LANのアクセスポイントを置けばいいと考えるので
いろいろと課題があってうまくいきません。
屋外で無線LANネットワークを構築するということは「面(
勘所として重要になってきます。
〇屋外無線LANの勘所
屋外の無線LANネットワークの勘所となる点としては、
次の3つが挙げられると思います。
・利用できる製品が限定される。
屋外です。雨・風にさらされます。そのため、
懸念があるのであれば、ハウジング等を行う必要があります。
・利用する電波が干渉する。
屋外の無線LANネットワークに利用する電波は周波数帯は2.
(一部例外が有ります。
この2.5Ghz帯は、IEEE802.11n/b/
そのため、いろいろなところに無線LANAPが設置されていて、
クリーンなチャネルを確保することについては、結構苦労します。
干渉によるパフォーマンスの低下は極力避けたいというのが、
無線は有線と違い、
・誰がつなぎに来るかわからない
利用範囲が広い状態になるため、
導入にあたっては、
次回から、今回紹介した勘所を踏まえた上で、
どの様に検討を行っていけばよいか紹介したいと思います。